April 11, 2004

CSRに関しての書籍「What Matters Most」

aprilbook.bmp

CSR(Corporate Social Responsibility)に関して、最近出たばかりの以下の本、
結構まとまっていてトレンドを概観するには優れた本だと思います(洋書のみ)。
Social Venture Network, BSR(Business for Social Responsibility)
アニタ・ロディック、ベン&ジェリー、スターバックスなどのCSRムーブメント
の流れを概観したものです。

「What Matters Most: How a Small Group of Pioneers Is Teaching Social
Responsibility to Big Business, and Why Big Business Is Listening 」
(『最も大切なこと~数少ないパイオニア達がどうやって大企業に対して
社会的責任を啓蒙しているか、またなぜ大企業が耳を傾けているか』」
アマゾン.comへのリンク~
■ちなみに最近日本でも流行のブッククラブ、FastCompanyでのBook Clubで
今月の課題図書として挙がってます‐。
http://www.fastcompany.com/bookclub/discuss/200404.html

FastCompanyでのBook Clubではディスカッショントピックとして以下のようなことが挙
げられています。
【1.】 In what cases does an inflexible adherence to core values conflict with
short-term and even long-term financial goals and strategic commitments?
(企業のコア・バリュー(価値観)に対してなかなか融通が利かず固執した場
合、どのような時に、短期的、或いは長期的な経済的な目標や戦略的な取り組み
とでの利益相反が起こるか?
【2.】 Does it ever make sense to compromise on core values - or even to sell out?
(コア・バリューを妥協させること、或いは放棄するようなことは意味を成すか?)
【3.】 Does being a responsible business cost more money and adversely affect
shareholder value?
(責任感を持ったビジネスというのは余計にコストが発生し、株主にとっての価
値に不利な影響を与えはしないか?)
【4.】 Where do disclosure and transparency conflict with competition, liability,
and confidentiality?
(情報の開示や透明性を持たせることによって、どのような場合に他社との競
争、企業負債、機密性というようなこととで問題が発生するか?)

アンチCSRのスタンスとしては以下のような記事が以前にエコノミストに出てました。
「Curse of the ethical executive」 (Nov 15th 2001 )
(倫理的な企業エグゼクティブによる害」
Why “corporate social responsibility” is not a welcome fashion
(なぜCSRは歓迎されないのか~)*OECDのレポートに基づいての記事

半ば神学論争ですね~。

イラク日本人人質事件に関して‐

*ソシアレ研MLより~
確かにここで激論をするとなると違和感を感じる人もいるかもしれないけれ
ど、ただ今回のイラクでの日本人人質事件、ひとりひとりにとってテロとどう
生きるか、ということ、問いかけられている質問なんですよね。

意識の高いみなさんだからこそ、そんな時、それぞれ考えられていることと
思います。人質のみなさんが無事救出されることはもちろん願うとしても、
正直自衛隊撤退か否かというようなことに関しては判断つきません‐。

ただ一般論としてこういう事態が起きたとき、メディアの性質として時に偏った
報道をしてしまうこともあると思います。なので、きちんと報道を見る眼だけは
常に鍛えておかなきゃ、と思う次第です。

きちんとした情報を確保するためにも、以下いくつか補足的に情報サイトの
リンクだけ送りますね。

■以下Blogサイトですが日本では放映されてない画像への動画へのリンク、
アルジャジーラでの日本からのメッセージが取り上げられていることについて
など、情報ソースとしては非常にきめ細かいです。
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/
アルジャジーラの日本語サイト(機械翻訳なのでだいぶ訳が変ですがイメージだけでも)
■「Yes!No!JAPAN!」国会中継などで語られる政治家のことばをコンパクトに見ることができます。
http://www.yesno.co.jp/tv.php

事態が無事に終結すること。願ってます。

April 3, 2004

Google's e-mail - GMail

先日紹介した新しいメールソフト「Bloomba」ですがインストールしてもなかなか使い勝手
が悪く、何より日本語でタイプできないということで断念しました。

そうこうしているうちに本家「Google」がオンラインメールサービスを始めるとのこと。

Gmail
gmail.bmp
無料、派手なバナー広告なし、容量は1ギガバイトのこのサービス、今はベータ版
だけれど正式にサービスがスタートした場合YahooやHotmailもきっと脅かされる
ことと思います。Googleも上場に向けていろいろな布石を打ってきているような気が
します。

Yahooでも3月31日発表されていました-[詳細]

April 2, 2004

便利なファイル転送ツール

いつも便利な情報を提供してくださっている「百式」さん。ふと目にして今日の情報
は是非広く共有したいのでお知らせします。

なんと1ギガまでのファイルを簡単に(本当に簡単に)送りたい相手に送信できる
ツールです。感動しました。

YouSendIt ~Email large files quickly, securely, and easily!
ひとことで説明できるサービス、とても重要ですね。
sendit.bmp
YouSendIt

April 1, 2004

e-mailのGoogle?

bloombalogo.bmp


4~5年前初めてGoogleを見つけたときにこれは何かを変えるかもしれない、と感じて
周囲の人にGoogleって知っている?という話をしたことがあるけれどそんなことを
ふと思い出しました。

まだじっくり使って検証してはいないんだけれどStata Labs という会社が開発した
Bloombaはそんな可能性を秘めているのでは、と強く感じています。

「あのメールどこに行ったっけ?」というときにGoogleと同じように検索欄に送信者の
名前やキーワードを入力するとその情報をタイトル、送信者、本文、そしてなんと添付
ファイルの中身までも検索して引っ張ってきてくれるとのこと。

新しいテクノロジーによって生活が便利なること、ほんと素晴らしいですよね。自分で
じっくりテストしてから紹介しようと思ったのですがもし興味がある人、メールのヘビー
ユーザーの方、使い勝手を是非お知らせくださいませ。