September 18, 2004

情報とタイムマネジメント

毎月中旬になると購読している雑誌が一気に家に届く。それから最近は
光ファイバーを入れたことで恐ろしい量の情報がインターネットを通じて
得ることができるようになり、情報の洪水にやられています。

ふと目にしたCNET梅田氏のコメントが目を引いた。

出版社O'Reillyの社長のスピーチを解説しながら、情報には濃淡があり、
時間をかけてでもじっくり読むべきものがある、とのこと。ネット上の情報
を右から左に追っかけるのではなく、コクのあるものにはがっつりと取り
組んでそれを自分でも咀嚼して、人に伝えられるくらいにまとめる作業、
必要なのでは、とちょうど思ったいたことを言葉にしてくれてありがたく
読みました。

O'ReillyといたしかIT関係の出版社がどのようなことをしてるか、という
内容の講演(@オープンソースカンファレンスにて)だけれど、興味が
あるひとは覗いてみてください。

もうひとつ昨夜ちょうどアメリカの母校での始業式のスピーチのリンク
が同窓生向けに送られて、ほぼリアルタイムで送られてきたので聞い
てみた。9月の新学期の季節にキャンパス内のチャペルに学生・教授
が集い、これからの1年間の教育にかける思いを大学長が真摯な言葉
で学生に語りかける機会。教育とは、次世代のリーダーを育成し、古典
・歴史などの重要性に触れながら、パブリックサービスに従事して社会
に貢献することを奨励する力強いものでした。それにしてもやはりアメリカ
のスピーチのレトリックは巧みですね。興味のある方はこちらも覗いてみ
て下さい。Amherst College Convocation

September 7, 2004

メディコミ会、いってきました

メディコミ会という広報関係の人が多い「集い」に参加してきました。
コミュニケーション・情報発信というキーワードで刺激を受ける人に
出会うことが多い集まりで、折りに触れて参加する集まりです。


やはりキーワードをもって何かに向かって突っ走っている人は勢い
がありますね。それが仕事であれ、趣味の世界であれ、素晴らし
いです。

自分にとってはやはり想いの共感するコミュニティつくりというところ
がキーワード。そろそろ具体的にいろいろなことをしていかなきゃ、と
新たに想いを持って帰ってきました‐。

まずはウェブサイトの更新・朝型モードにシフトするのが今月の目標。
中身ないですが今日はこれにて‐。

最近注目しているニュース読むツールふたつ。便利になったのか情報
過多になるのかは使いよう、しばらく使いたおしてみますね。

■RSSリーダーの「Headline Reader

Google News 日本語版

September 2, 2004

ソシアレ研 2.0 ~ Moveon.org、MeetUpに学ぶ

「ソシアレ研」(ソーシャルアントレプレナー研究会‐www.socialcompany.org
という名の下にゆるやかなネットワーク・コミュニティを運営してもうじき2年半
になります。基本的にはメーリングリストと毎偶数月に東京恵比寿の
ぱれっと」で行っているソシアレ・サロンが基本フォーマット。

20代・30代を中心として、仕事以外での自己実現として社会貢献的なこ
とに関わっていたい、或いは将来的にそのような事業を始めてみたい、と
いう人に今まで本当に多く出会ってきたこともあり、それならば、と偶然
MLを始めたのが始まりです。その後思いつきで「SocilCompany.org」とい
うドメインも取ることになりました。

学生の時にはボランティアやサークルで発展途上国の開発に携わったり
「someday, change the world~♪」なんて思っていても気付いたら
「Corporate Refugee」(企業での難民~英語でそんな風に自嘲的にいう
人もいたりします)になっている自分にあせる人がいたり。。。

そんなときに、いやいや、今いる組織の中でも考え方ひとつで社会と関わる
ことも出来るし、また社外の課外活動でも今までのビジネス経験で得た経
験・スキルがものすごく効果的に使えるのでは、という今では当たり前のよ
うなことを周りの仲間と話すうちに何か出来ないかなぁ、ということで始めま
した。
http://www.socialcompany.org/about.htm

具体的に今何を、というわけではないけれどここ最近自分の中で強く興味を
持っているのは、前にも紹介したことがあるアメリカでのインターネットを駆使
した選挙のあり方。単に「それはアメリカだから」「日本では選挙に規制が多
すぎるからまだまだ先の話だね」でさらっと流すのではなく、じっくり見てみた
いなぁ、と思っています。

今月の米ビジネス雑誌「Wired」にこの辺の話が特集してあり、なかなか充実
しています。単に政治の話としてではなく、ビジネスとしてみればコミュニティ
を利用したマーケティングという視点で斬ることも出来るし、また非営利団体で
あればオンライン献金のケーススタディとして注目に値します。また個人の自
己表現という意味では政治家のBlogというのもセルフブランディングツールとし
て定着しつつあると思います。またGree/Mixiで盛り上がりを見せる日本の
ソーシャル・ネットワーキングの視点で見るならば「www.meetup.com 」を使っ
た「オフ会自動設定ツール」は今後日本でもブレークしそうな気がしています。

「Wired」の記事では全米に散ったディーン・マシーン(敗れた元民主党大統領
立候補者の選挙チーム)が引き起こしているいくつかの成功例が紹介され、ま
たジョージ・ソロスが約2億6千万円程度をポン、とだし、元副大統領のゴア氏
が是非協力させて欲しいということで連絡を取ったといわれる「www.moveon.org
についても詳細にレポートされています。インターネットを利用してどのようにグラス
ルーツレベルで社会的なメッセージを「かたち」にしていけるか、という点でとても
とてもユニークでパワフルな試みです。

とりあえず今月のテーマということでまとめてみて、興味ある人がいたらきちんと
報告して、「そこから何が盗めるか?」なんてテーマで話が出来たら、て思って
ます。いかがなもんでしょう?興味アリの方がいたら是非ご連絡くださいませ‐
ichi@socialcompany.org